同じ状態のバイクを持ち込んでも、お店によって査定価格はバラバラです。
査定を行う人のさじ加減もありますが、業者によって価格に差が出るというのは普通のことです。
なぜ価格の差があるのかというと、買取を行ったバイクをその後どうするかが違うからです。買取を行う業者は、買い取ったバイクを販売して黒字にする必要があります。
例えば30万で売れるバイクであれば20万程度で買取、10万でも売れないバイクであれば人件費などのコストを考慮して買い取らないといった選択をします。
いくらで売れるか、いくらで買い取れば黒字になるかは業者によって変わってきます。規模の小さな個人店の場合、買い取ったバイクはそのまま店で販売することになります。展示できるスペースも限られているので、売れる見込みがあって一定の利益が出るバイクを買い取ります。
そのため事故車や故障車、傷の多いバイクなどは買い取ってもらえなかったり、価格が安くなります。一方大手チェーン店では、他の店舗と在庫を調整しあったり、自社で修理ができたりと融通が利きやすく、販売コストを下げることができるので、少々難ありのバイクでも少し高めに買い取ってもらえます。
海外輸出やパーツ販売を行っている場合は、通常なら値のつかないバイクでも買取可能なこともあります。